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将棋年表

将棋年表


この年表は「Web駒音」にHNよこやり賀茂氏が掲載したものをベースとして作成したものです。


  • 敬称略
  • 肩書、タイトル、段級位等は当時のものです。

□2005年5月26日 日本将棋連盟(以下「連盟」)棋士総会開催(全棋士192名中189名出席、委任状27名を含む)。理事選挙は米長邦雄がトップ当選(獲得票数103)。理事当選者の互選による会長選挙は行われず、米長が会長となる。

□2005年11月6日 元奨励会会員でアマチュアの瀬川晶司が各種棋戦での好成績により特例措置として認められたプロ編入試験で所定の戦績をあげプロ棋士となる(フリークラス編入)。

□2006年1月5日 日本将棋連盟女流棋士会(1989年任意団体として設立。2009年4月棋士会に併合)が、植村真理女流三段および林まゆみ女流二段を「女流棋士会の活動に非協力的」との理由から脱会処分とする(2006年2月9日発表)。

■2006年3月8日 中井広恵、石橋幸緒が連盟に呼ばれ、米長会長より「女流の待遇改善を考慮することもないし、今後連盟は女流を必要としないので出て行って欲しい」旨の通達あり。その内容を箇条書きにしたメモ(いわゆる「石橋メモ」)を石橋が当時の藤森奈津子女流棋士会々長にFAXで送付。

□2006年3月17日 朝日新聞から連盟に対して名人戦を主催したい旨の正式申し入れあり。

□2006年3月22日 連盟理事会が全員一致で朝日新聞への名人戦主催移行を決定。

□2006年3月28日 連盟理事会が、第66期(2008年)以降の名人戦の主催を朝日に移し、毎日新聞との契約は更新しない旨の同日付通知書を毎日に送付。事前の相談なしに下された連盟理事会の決定に毎日新聞社側が態度を硬化させ、大きな問題となる。

■2006年4月14日 臨時女流棋士総会にて(米長会長、西村一義専務理事出席)、米長会長が「将来のため女流棋士会の自立が必要な時がきた」と発言。女流棋士たちは公の場で初めて独立を促されたことになる。

□2006年5月9日 連盟が毎日・朝日の名人戦共催案を提示。

□2006年5月19日 名人戦に関連して連盟が5月19日付で補充説明書を毎日に送付。

□2006年5月22日 毎日が連盟の名人戦に関する5月19日付補充説明書を3月28日付通知の撤回とみなし、第66期以降の契約に関し協議に応じる旨を連盟に通知。

■2006年5月 女流棋士総会開催(米長会長、西村専務理事出席)。独立が可能であるかどうかを専門家を交えて半年間検討し、その内容により投票にて独立の是非を決することに決定。

□2006年7月10日 名人戦に関し毎日が単独主催による7年契約案(1年目は3億3500万円、2年目以降は毎年協議、その他将棋振興金として年3000万円)を提示。後日、羽生善治王位・王座・王将、森内俊之名人・棋王、渡辺明竜王が毎日案を支持することを表明した。

■2006年8月1日 連盟の臨時棋士総会が開催され名人戦に関する毎日案の採決を行った。結果は賛成90票、反対101票で毎日案を却下。しかし賛否の差が僅少であったため、朝日から毎日との共催案が提示された。

■2006年12月1日 臨時女流棋士総会開催。独立の是非を巡って投票を行い、賛成44、反対1、棄権8にて独立を決定。その結果を踏まえ、女流棋士新法人設立準備委員会(以下「設立準備委員会」)を設立。委員10名、委員長中井広恵女流六段。

■2006年12月18日 設立準備委員会(委員長=中井女流六段)と連盟の第1回正式協議が開催され、なごやか且つ円満に進行した。

□2006年12月26日 連盟所属武者野勝巳六段が米長邦雄らを訴えていた損害賠償請求裁判において被告側が原告側に和解金を支払うことで和解成立。

□2006年12月27日 名人戦・順位戦で毎日・朝日両新聞社と日本将棋連盟が合意。5年契約で、契約金は両社合わせて年額3億6,000万円、別枠の将棋普及協力金が年額1億1,200万円となる。

■2007年1月11日 設立準備委員会と連盟の第2回正式協議が開催される。

■2007年1月24日 独立を計画している連盟女流棋士会が独立後の対局場所として日本棋院の施設を使わせてもらえるよう交渉していることが明らかになる。日本棋院側は受け入れる姿勢を表明。

■2007年1月30日 設立準備委員会と連盟の第3回正式協議が開催される。その席で設立準備委員会が総額1億円の寄付金募集計画案を連盟理事会に報告。

■2007年2月1日 設立準備委員会は「理事会の了承を得た」として寄付金募集活動を始める。それに対して連盟理事会は「報告を聞いただけ。了解はしていない」と強く反発。連盟理事会の態度が急変する。

■2007年2月20日 設立準備委員会が「声明」と題する文書を公開。「真実に反する様々な報道や論評・見解の表明が出まわる中」で、設立準備委員会が発言を控えてきたことで、その傾向が強まるのは不本意であるとして、独立の動機(女流棋士の身分の確保)、それまでの経緯等を公表。連盟理事会との話し合いが順調ではないことが示唆される。

■2007年2月21日 連盟理事会は「1億円の寄付を独自に募った。同一パイの取り合いになる恐れがある」と女流棋士たちに文書で通告。

■2007年3月7日 連盟理事会が所属女流棋士55人に、残留か独立かを尋ねる意向確認の書状を送付。回答締め切りは同年3月22日。その結果は残留希望が36人、独立希望が17人、無回答が2人。因みに2006年12月時点の独立賛成は44人。

■2007年3月12日 設立準備委員会が将棋連盟理事会宛てに「要請書」を送付。
骨子は次の通り。
1. 2007年3月7日付将棋連盟書状にて残留か移籍かの態度決定を迫る手法は容認できない。
2. 同書状における、棋戦スポンサーから「将棋連盟を外しての棋戦開催は考えられないとの回答を得ている」との記述は事実ではない。
3. 同書状は女流の分裂を前提としており、また将棋連盟と棋戦スポンサー間で棋戦契約の存続が保証されているかのごとき虚偽の情報に基づき残留か移籍かを迫るやり方は不誠実である。
4. 同書状の撤回を求める。

■2007年3月12日 石橋幸緒女流四段(当時は連盟所属)の個人ブログに「あれから〜2006年3月8日13時 米長会長の発言」という題で、掲載日の1年前に行われた石橋女流四段、中井広恵女流六段(当時は連盟所属)と米長会長との話し合いの内容を記した記事が掲載された。「石橋メモ」の存在が一般に知られることとなった。現在当該記事はブログより削除されている。

■2007年3月16日 新法人設立準備委員会(中井広恵委員長)が棋士たちへの説明会を開催。女流棋士27名、男性棋士16名が参加。羽生善治三冠ら男性棋士から「分裂は将棋界にとっても良くない」などの意見が出された。

■2007年3月16日 女流棋士中、残留希望者13名が将棋会館にて記者会見を開く。「信頼関係が壊された。独立を白紙に戻し仕切り直して欲しい」などとの説明があった。出席女流棋士13名は次の通り(順不同):
  関根紀代子 谷川治恵  宇治正子 斎田晴子 古河彩子
  鈴木環那  中村真梨花 甲斐智美 上田初美 貞升南
  早水千沙  坂東香菜子 藤田綾

□2007年3月21日 大和証券杯ネット将棋・最強戦創設記念イベントとして、将棋ソフトBonanzaと渡辺明竜王との特別対局が実施される。渡辺竜王が勝った。

■2007年4月2日 設立準備委員会(中井広恵委員長)が記者会見。内部分裂しても独立すると明言。同時に、準備委員の1人で積極的に独立を推進してきた矢内理絵子女流名人が委員を辞任したことが発表される。

■2007年4月5日 週刊新潮(2007年4月12日号)に、“「残留バブルと脅し」で揺れた将棋「女流棋士会」”と題する記事が掲載される。

■2007年4月12日 設立準備委員会(中井広恵委員長)が記者会見。新法人の設立時期は5月下旬〜6月上旬の予定」と発表。会見に出席した女流棋士は次の10名(順不同)。
  中井広恵  中倉宏美   蛸島彰子  北尾まどか
  多田佳子  島井咲緒里  寺下紀子  大庭美夏 
  石橋幸緒  藤森奈津子

□2007年4月24日 連盟が経緯説明の記者会見を開く。連盟に残留する意志を示した女流棋士が39名であることが発表された。

□2007年5月28日 連盟棋士総会(5月25日開催)で理事に選出された米長が会長に再任され、2期目がスタート。

■2007年5月30日 女流棋士17名が「日本女子プロ将棋協会」(以下「LPSA」)を設立。設立総会には連盟から西村一義専務理事、田中寅彦常務理事が出席。友好的関係を維持することで合意した。

■2007年6月7日 連盟女流棋士会定例総会開催。全56名のうち54名(委任状含む)が出席。午前の協議で、17名が連盟を退会し新団体を作ることが決まる。また、連盟女流棋士会はファンクラブMINERVAの運営から撤退することを決定。
当時のタイトル保持者:
 女流名人位:矢内理絵子
 女流王位:清水市代
 女流王将:千葉涼子
 倉敷藤花:清水市代
 大和証券杯ネット将棋・女流最強戦優勝:里見香奈

◇2007年6月26日 17歳の少年力士が暴行を受け死亡。加害者である部屋の親方は懲役刑に処される。

□2007年6月29日 森内俊之名人が名人位通算5期獲得により永世名人(十八世名人)の資格を得る。

■2008年1月25日 LPSAが「倉敷市40周年記念イベントへの所属棋士出演が、連盟の申出により中止になった」旨のお知らせを発表。

□2008年5月 米長連盟会長、「公益法人制度改革」に伴う「公益社団法人」認定取得を目指すことを表明。

□2008年6月17日 羽生善治二冠が名人位通算5期獲得により永世名人(十九世名人)の資格を得る。同時に、「永世六冠」(永世名人、永世棋聖、永世王位、名誉王座、永世棋王、永世王将)を達成。

□2008年7月1日 船戸陽子女流二段が連盟からLPSAに移籍。

◇2008年8月18日 日本相撲協会所属の力士(ロシア出身)が大麻所持の疑いで逮捕される。相撲協会は力士を解雇処分とした。大麻所持については起訴猶予処分となった。

◇2008年9月2日 力士2名(共にロシア出身)が検査で大麻の陽性反応を示す。日本相撲協会は両力士を解雇処分とした。

□2008年12月18日 渡辺明竜王が竜王位連続5期獲得により初代永世竜王の資格を得る。

□2008年12月 「どうぶつしょうぎ」、LPSAオンラインショップにて販売開始。

■2009年1月21日 LPSA所属中倉宏美初段が初段昇段後60勝目を挙げ、日本将棋連盟女流棋士昇段規定の準用により女流二段に昇段。

◇2009年1月30日 力士(日本人)が大麻所持で現行犯逮捕される。翌日引退届を提出するも最終的に解雇となる。

■2009年2月 朝日オープン解説会の聞き手がLPSA所属船戸女流二段から連盟女流棋士会所属伊藤明日香女流初段に変更される。

■2009年3月3日 LPSA所属(当時)のネット中継記者松本博文が日本将棋会館への立ち入りを拒否される。その後、毎日新聞が松本と結んでいた名人戦のネット中継業務契約を解除。

■2009年3月3日 上記の件でLPSAが「緊急声明」を発表。

■2009年3月31日 LPSA所属神田真由美女流初段が引退。引退に際しては日本将棋連盟女流棋士引退規定が準用される。

□2009年4月1日 渡部愛アマがLPSA初のツアー女子プロに登録される。

□2009年4月1日 将棋連盟が従来の棋士会と女流棋士会を併せた新しい棋士会を設立。女流棋士会は棋士会内組織とし、役員は置かないこととなった。
 名誉会長 中原 誠
 会 長  谷川浩司
 副会長  清水市代
      佐藤康光
      森内俊之
      矢内理絵子

■2009年4月15日 将棋工房「御蔵」の代表でLPSA相談役でもある鵜川善郷が自身のブログに「マグロ名人戦で起こった出来事」と題する記事を掲載。いわゆる「マグロ名人戦事件」が表面化する。

■2009年4月15日 ハンドルネーム「訳知りスズメ」がWeb駒音で「Y会長を叱咤された元文科大臣とは、兵庫10区選出の渡海衆議院議員です」と発言。

□2009年4月 連盟が刊行物の制作・販売を毎日コミュニケーションズに委託。

□2009年4月 女流棋士も含む新たな連盟「棋士会」が発足。

■2009年5月3日 ハンドルネーム「世渡り下手爺」が、「連盟に対する行政指導は3回あった」とWeb駒音で発言。

■2009年5月7日 連盟が、「文化庁行政指導問題」、「マグロ名人戦問題」、「松本博文氏排除問題」等に関する公開質問状をHPに掲載。

□2009年5月24日 LPSAが鵜川善郷相談役の辞任をHPで発表。受理は5月31日付。

□2009年5月26日 連盟棋士総会で理事に選出された米長が会長に就任し、3期目がスタート。

□2009年5月31日 LPSAの北尾まどか女流初段が退会届を提出(退会日は6月15日)。

□2009年9月 「どうぶつしょうぎ」の幻冬舎エデュケーション製バージョンが販売開始される。

□2009年11月17日 日本将棋連盟とLPSAが友好的関係の維持に関して共同声明を発表。両団体で連絡協議会を開催することで合意。

◇2010年1月16日 横綱朝青龍が泥酔の上、暴行騒ぎを起こし、2月4日その責任を取る形で引退。

■2010年1月21日 将棋連盟とLPSAの最後の連絡協議会開催。

■2010年1月25日 LPSAが連盟との連絡協議会を中断する旨を発表。

■2010年2月8日 LPSAが連絡協議会中断に至った経緯をHP上で公開。
以下その要旨:
2010年1月21日の連絡協議会で米長会長が「(2009年)12月の連絡協議会においてLPSA外部理事が連盟女子職員を号泣させた」との文書を提示した。LPSAは「そのような事実(女子職員を号泣させたこと)はなかった」と強く抗議。さらに米長会長は一旦発言を取り消すも、その後(1月30日)米長会長自身のホームページ上で同様の発信を続けているとLPSA側は強く非難。また同年1月21日の連絡協議会では、LPSA主催棋戦に将棋連盟所属女流棋士の参加を提案・要請したが、米長会長は「固くお断り」と回答した。

□2010年3月31日 LPSAの藤田麻衣子女流1級が一身上の都合により引退し、同時にLPSAを退会。

■2010年3月31日 LPSA所属藤森奈津子女流三段が引退。引退に際しては日本将棋連盟女流棋士引退規定が準用される。

□2010年4月1日 将棋連盟女流棋士会ファンクラブ「駒桜」設立。

■2010年04月08日 LPSAが、同年5月23日に予定されていた「渡辺明竜王位六連覇& A級昇級記念将棋大会」と「LPSA 1 dayトーナメント/グリーンタワー千葉カップ(仮称)」の共同開催中止を発表。「渡辺明竜王位六連覇& A級昇級記念将棋大会」は5月23日に単独で開催された。

■2010年4月16日 LPSAが連盟所属女流棋士3名を指名し、LPSA独自棋戦である「日レス杯」への出場を連盟に要請。いわゆる「日レス杯招待事件」の発端。

■2010年04月20日 LPSAが第32期霧島酒造杯女流王将戦への参加について発表。連盟からのLPSA出場枠5名の提案を今期のみの特例として受け入れ、LPSA内で予選を開催し、出場棋士を決定した旨を公表。

■2010年4月21日 連盟が日レス杯招待に対する回答を留保し、まずは話し合いをしたい旨の返書をLPSAに送る。最終的に連盟は人選に関し事前協議がなかったこと、事前にネット上に女流棋士3名の名前が漏れたことなどを理由に招待を拒否。

◇2010年5月20日 週刊新潮(5月27日号)が、現役の大関が暴力団を胴元とするプロ野球を対象とした野球賭博に関与していたと報じる。これをきっかけに賭博に関与した者の調査が行われ、最終的に力士1名が解雇、18名が謹慎休場、5名が厳重注意処分となり、年寄は1名が解雇、1名が降格、11名が謹慎処分となる。

□2010年5月 石橋幸緒がLPSA代表理事に就任。

□2010年9月 LPSAによる「どうぶつしょうぎ」の販売中止。

□2010年10月4日 LPSAが事務局及びサロンを東京都港区芝浦に移転。

□2010年10月11日 激指、GPS将棋、Bonanza、YSSの4将棋ソフトで構成された「あから2010」が清水市代女流王将と対戦。「あから2010」が勝った。

□2010年11月12日 将棋連盟が臨時総会を開催。女流四段以上およびタイトル経験のある女流棋士を連盟正会員とすることを決定した(2011年4月1日から実施)。

■2010年12月23日 LPSA第41回1dayトーナメント・フランボワーズカップ決勝戦で、渡部愛LPSAツアープロ(TP)が中井女流六段を降して2度目の優勝。
(補足:同日夜中井宅にて、植山悦行七段(中井女流六段の配偶者)も交えての対局の再検討を行った際に、植山・中井夫妻と渡部TPの間で齟齬が生じ、後日渡部TP(当時は未成年)の保護者の判断もあって、中井女流六段と渡部TPの師弟関係が解消されることとなったとの情報あり。盤側の談話室「賀茂年表(3)」)

◇2011年2月2日 野球賭博問題で捜査中の警視庁が力士の携帯電話を押収、メールの内容を調べた結果、力士13名に八百長に関与していた疑惑が浮上。

◇2011年2月6日 相撲協会は臨時理事会を開き、3月13日より開催予定だった3月場所の開催中止を決定。

□2011年3月4日 公益認定等委員会が日本将棋連盟の公益社団法人への移行認定を答申。

□2011年3月11日 東日本大震災発生。死者、行方不明者、関連死者を合わせると2万人を超える大惨事となる。

□2011年3月11日 大地震発生時、連盟将棋会館では所属プロ棋士の対局が行われており、関係者の判断で一時中断の後対局を続行。一部に批判する声が上がった。

□2011年4月1日 日本将棋連盟が公益社団法人となる。

□2011年4月1日 連盟棋士会役員が一部交代。新役員は以下の通り。
 名誉会長  中原 誠
 会 長   佐藤康光
 副会長   矢内理絵子
       中村 修
       井上慶太
       村田智穂

◇2011年4月5日 相撲協会は八百長疑惑で力士19名に引退を勧告。最終的には処分を受けた者の数は年寄、力士等を合わせて40名以上に達した。

□2011年4月11日 中原誠が棋士会名誉会長を辞任。

■2011年4月26日 LPSA所属鹿野圭生女流初段が女流初段昇段後60勝目を挙げ、日本将棋連盟女流棋士昇段規定の準用により女流二段に昇段。

□2011年5月21日 将棋連盟所属里見香奈女流三冠(女流名人位、女流王将、倉敷藤花)が編入試験を2勝1敗で勝ち抜け、奨励会1級への編入決定。

□2011年5月26日 将棋連盟が公益社団法人に移行した後初の通常総会が開催され、新役員が選出された。米長邦雄永世棋聖が会長として4期目を務めることになった。また外部の人材が初めて理事に選ばれた。

常勤
会長(再任) 米長邦雄 棋士(永世棋聖)
専務理事   谷川浩司 棋士(九段)
常務理事   東 和男 棋士(七段)
常務理事   田中寅彦 棋士(九段)
常務理事   中川大輔 棋士(八段)
理 事    北島忠雄 棋士(六段)
理 事    長島俊之 将棋連盟職員

非常勤
理 事    渥美雅之 棋道師範、杏林堂薬局会長
理 事    川淵三郎 日本サッカー協会名誉会長
理 事    小林千寿 囲碁棋士、日本棋院常務理事
理 事    杉田亮毅 日本経済新聞社取締役会長
理 事    島 朗  棋士(九段)
理 事    谷川治恵 女流棋士(女流五段)
監 事    大内隆美 構想日本政策スタッフ
監 事    滝誠一郎 棋士(七段)

□2011年12月12日 第1期女流王座戦決勝五番勝負第5局で、加藤桃子奨励会1級が清水市代女流六段を破り、通算成績3勝2敗で女流王座位を獲得。奨励会々員である加藤は「女流棋士」資格を持たない初のタイトル保持者となった。

□2011年12月21日 中川大輔八段が一身上の都合を理由に連盟常務理事を辞任。米長会長による連盟事務職女性社員へのセクハラを中川常務理事が諌めたことで会長の不興を買い、辞任に追い込まれたという説がある。中川八段は米長会長の弟子。

□2011年12月25日 LPSA第46回1dayトーナメント・フランボワーズカップで渡部LPSAツアープロ(TP)が3度目の優勝。LPSA公認プロ制度による、公式棋戦主催者への推薦対象となる女流棋士資格基準を満たした。
(補足:3度目の優勝を果たしたことで渡部TPの保護者は同年末、LPSAに対して女流棋士認定を求めた。その際師匠保証人制度に関して、実質解消したLPSA中井女流六段との調整が難航したため、師匠なしで協会預かりとすることを確認。LPSA内での地位は正会員扱いとし、女流棋士認定に関してはLPSAの公益法人認定に併せ早急に対応するということで合意したとの情報あり。参考:盤側の談話室「賀茂年表(3)」)

□2012年1月7日 里見香奈奨励会1級が奨励会月例会で勝ち、12勝4敗の成績で奨励会初段に昇段。現行規定で女性初の奨励会初段となり、(株)囲碁将棋チャンネルから報奨金100万円が贈呈された。

□2012年1月14日 Bonanza 6台をクラスタリングしたボンクラーズが米長邦雄永世棋聖と対局。ボンクラーズが勝った。

■2012年1月16日 LPSA所属島井咲緒里女流初段が女流初段昇段後60勝目を挙げ、日本将棋連盟女流棋士昇段規定の準用により女流二段に昇段。

□2012年2月19日 LPSA第48回1dayトーナメント・TefuCup?において、渡部愛TPが通算4度目の優勝を飾った。

□2012年2月29日 東京・千駄ヶ谷の将棋会館で将棋連盟の月例報告会が開かれ、前年12月に辞任した中川大輔元常務理事が辞任に至った経緯を説明し、米長会長によるセクハラ・パワハラ疑惑を明らかにする。

□2012年3月8日 週刊新潮(2012年3月15日号)に“”[特集]「米長会長」セクハラ・パワハラ疑惑が吹き出した! 大荒れとなった「将棋連盟月例報告会」一部始終”と題する記事が掲載され、同年2月29日に開かれた連盟月例報告会の様子などが報道される。

■2012年3月31日 LPSA所属山下カズ子女流五段が公式戦出場資格を失う(日本将棋連盟女流棋士昇段規定準用)。本人より「ツアー女子プロ」転向希望の届出があり、LPSA理事会はこれを受理し、2012年4月1日付でツアー女子プロとなる。

□2012年5月22日 石橋幸緒がLPSA代表理事に再任される。

□2012年6月1日 公益認定等委員会が日本女子プロ将棋協会の公益社団法人認定を答申。

□2012年7月1日 LPSAが公益社団法人となる。

□2012年7月2日 同年7月1日付で、渡部愛ツアー女子プロをLPSA棋士規程に従って女流3級に認定したことが発表される。

■2012年10月15日 連盟田中寅彦常務理事名義で、「(前略)渡部愛様が貴団体の認める女流プロ3級になられましたこと、併せてお慶び申し上げます。(中略)弊団体認定女流プロとなっていただき、弊団体が主催として関わる棋戦にご出場され、ご活躍いただきたいと願っております。」という趣旨の書面がLPSAに届く。

□2012年12月18日 米長会長死去。

□2012年12月25日 連盟理事会で、専務理事の谷川浩司九段が会長に選出される。任期は2013年5月まで。

■2013年1月17日 週刊新潮(2013年1月24日号)に“公正取引委員会が内偵する「米長邦雄」将棋連盟前会長のパワハラ遺産”と題する記事が掲載される。主として、倉敷市市制40周年記念イベントへのLPSA所属棋士出演が、連盟の申出により中止になった件と、渡部愛LPSA女流3級の棋戦出場に連盟が反対している件とが取り上げられる。

■2013年1月21日 マイナビ、連盟、LPSAの3者主催による「マイナビ女子オープン」に関し、次期契約よりLPSAを外す旨の通告がマイナビよりLPSAに送られる。

■2013年1月29日 LPSAが記者会見を開き、棋戦「マイナビ女子オープン」の契約解除を発表。同時に、翌1月30日に予定されていた第6期マイナビ女子オープン準決勝の連盟所属里見香奈女流四冠−LPSA所属石橋女流四段戦の「対局断念」も発表する。

■2013年1月30日 予定されていた第6期マイナビ女子オープン準決勝里見香奈女流四冠−石橋幸緒女流四段戦は里見女流四冠の不戦勝となる。

■2013年2月3日 この日に予定されていた大和証券杯ネット将棋女流最強戦の石橋幸緒女流四段(LPSA所属)対中村真梨花女流二段(連盟所属)戦が2月17日(日)に延期なることが発表される。

■2013年2月16日 連盟の谷川会長名による書簡がLPSAに送付され、次の2点につき、2013年2月20日までに対応を完了し、書面にて返答するよう要請。
(1) LPSAはマイナビ社に謝罪し、容赦してもらうこと。
(2) 友好的関係を築くため、女流棋士認定について、連盟、主催者、ファンが納得する基準を協議することを表明すること。
また、上記2点が満たされた場合、連盟は渡部愛LPSA女流3級の級位を特例として認める。ただし、それは連盟女流3級と同じ扱いで2年以内に所定の基準を満たせなかった場合はアマに戻ることになる。

■2013年2月16日 2月17日(日)に延期された大和証券杯ネット将棋女流最強戦の石橋幸緒女流四段(LPSA所属)対中村真梨花女流二段(連盟所属)戦が2月24日(日)に再延期になったことが発表される。連盟の記者会見で、谷川浩司会長が「先の石橋女流四段の対局放棄に関して、将棋ファン、棋戦主催社、将棋連盟に対して納得のいくけじめをつけるようLPSA側に要求。田中寅彦連盟専務理事と石橋LPSA代表理事とで2回話し合ったが合意に至らず、来週再度話し合うことになった」との説明あり。

■2013年2月19日 谷川連盟会長と石橋LPSA代表理事が初めて会談。

■2013年2月20日 LPSAが2月16日付連盟書簡に対して回答する。
以下要旨:
女流棋士認定についての協議は早速にでも応じたい。渡部愛LPSA女流3級の件は過渡的措置ということでやむを得ないと考えるので、具体的措置について協議を進めたい。以上2点の協議が軌道に乗り、信頼関係が醸造できることを前提に、マイナビ社には真摯かつ誠意ある対応をする。

■2013年2月22日 連盟が、LPSAによるマイナビ女子オープンの契約解除ならびに対局放棄に関する記者会見を行う(参考:連盟HP)。今後の対応策として以下を発表。
(1) LPSAとは全ての新規契約を締結しない。
(2) 石橋女流四段を、連盟の主催する棋戦における出場者に推薦しない。
(3) 現在開催されている棋戦に関しては、スポンサーと協議しLPSA所属女流棋士の出場を決定する。
(4) 2月24日(日)に延期されていた「大和証券杯ネット将棋・女流最強戦中村真梨花女流二段対石橋幸緒女流四段」は予定通り行う。

■2013年2月23日 LPSAが前日2月22日に連盟が行った記者会見について、「事実誤認の点が多々ございます」とのコメントをHPに掲載。併せて、LPSAとしての詳細な見解は翌週発表することを明らかにする。また第6回大和証券杯ネット将棋・女流最強戦の石橋女流四段−中村(真)女流二段戦と里見女流四冠−中井女流六段戦が予定通り実施されることを確認した。

■2013年2月27日 LPSAが「2月22日の日本将棋連盟会見と声明について弊協会の見解」をHPで発表。2月16日付連盟書簡、2月20日付LPSA回答の存在・内容を明らかにした上で、「谷川会長とは、書面のやり取りや直接会談を通して妥協点を見出しつつある認識して」いたところに、2月22日連盟記者会見があり、LPSAとの新規契約をしないなどの対応策が発表されたことは遺憾とする見解を示す。また2月16日付書簡が谷川会長名であったのに対し、2月22日付連盟声明は田中寅彦専務理事名になっていることを指摘。連盟の総意であるかどうかを問い質した。さらに2月19日の会談で谷川会長が「連盟にマイナビより二者契約の話はなく、連盟はマイナビとそのような協議等はしたことがない。現在でも白紙状態であり、連盟としては三者契約での開催が望ましいと考えている」と発言した旨を取り上げ、マイナビ社からは「LPSAとは契約せず、連盟との二者契約で進めている」旨の明確な通告があったと明言し、連盟とマイナビ、どちらの発言を信じればよいのかと三者契約の当事者であった2者に不信感を表明した。

□2013年3月7日 第62期王将戦七番勝負で、佐藤康光王将に挑戦していた渡辺明竜王が勝ち、通算成績を4勝1敗として初の王将位を獲得。二冠(竜王、王将)となる。

■2013年3月8日 第21期倉敷藤花戦の予選トーナメント表発表。LPSA所属棋士11名(全現役棋士)が参加することとなる。プロ資格について将棋連盟との間で問題となっているLPSA所属の渡部愛については、連盟発表では「渡部愛アマ◆」と表記され、「◆はLPSAプロ3級」との注記が付された。なおアマチュア選手の出場枠が設けられ、ほかには茅原有希アマ(岡山県出身)が参加する。

□2013年3月23日 現役プロ棋士5人と昨年の第22回世界コンピュータ将棋選手権でトップ5に入った将棋ソフトが対戦する第2回将棋電王戦の第1局▲阿部光瑠四段対△習甦(しゅうそ)戦が行われ、阿部四段が勝った。

□2013年3月24日 第38期棋王戦五番勝負第4局で、郷田真隆棋王に挑戦していた渡辺明竜王が勝ち、通算成績を3勝1敗として初の棋王位を獲得。同時に、自身初の三冠(竜王、王将、棋王)となる。

□2013年3月30日 現役プロ棋士5人と昨年の第22回世界コンピュータ将棋選手権でトップ5に入った将棋ソフトが対戦する第2回将棋電王戦の第2局▲Ponanza対△佐藤慎一四段戦が行われ、Ponanzaが勝った。公式対局で現役プロ棋士が将棋ソフトに敗れたのは初めてのことだった。

□2013年4月1日 将棋連盟女流棋士会役員交代。新役員は以下の通り。
 名誉会長 関根紀代子
 会 長  矢内理絵子
 副会長  上田初美
 役 員  谷川治惠
      高群佐知子
      本田小百合
      村田智穂

□2013年4月6日 現役プロ棋士5人と昨年の第22回世界コンピュータ将棋選手権でトップ5に入った将棋ソフトが対戦する第2回将棋電王戦の第3局▲船江恒平五段対△ツツカナ戦が行われ、ツツカナが勝った。この段階で、将棋ソフト側の2勝1敗となった。

■2013年4月6日 第35期霧島酒造杯女流王将戦の予選組合が発表され、LPSA所属石橋女流四段と渡部愛女流3級が出場できないことが判明した。
この件に関し、将棋連盟は同日付の「女流棋戦のお知らせ」において、2013年2月22日の連盟声明に従い、「石橋女流四段の出場を見合わせ」た旨をHPで公表した。

■2013年4月8日 LPSAは「日本将棋連盟による女流棋戦からの排除行為について」と題する声明をHPで発表。第35期霧島酒造杯女流王将戦からLPSA所属石橋女流四段と渡部愛女流3級が「排除された」ことに抗議。また過去において将棋連盟による業務妨害行為、名誉棄損行為、強要、脅迫、自治権侵害等の不当行為があったと糾弾。「数々の連盟の愚行には屈しません」と宣言する。

■2013年4月10日 鵜川善郷LPSA元相談役が「Web 駒音」において、「世渡り下手爺」のハンドルネームで、将棋連盟とLPSAの間で合意書が交わされ、「公式戦には両団体の棋士全てが参加をするものとする」という取決めが為されたと発言。鵜川の発言から推測して、その合意書は2007年6月のLPSA設立の後、程なくして締結されたものと推察される。(参考:Web駒音=“「LPSAの見解」その後(7)”スレッドの投稿58. [世渡り下手爺 - 2013/04/10(Wed) 15:30 No.55045])

□2013年4月13日 現役プロ棋士5人と昨年の第22回世界コンピュータ将棋選手権でトップ5に入った将棋ソフトが対戦する第2回将棋電王戦の第4局▲Puellaα対△塚田泰明九段戦が行われた。結果は双方の玉将が相手陣に入って持将棋となり、電王戦のルールにより引き分けとなった。この段階で将棋ソフト側の2勝1敗1分となった。

□2013年4月20日 現役プロ棋士5人と昨年の第22回世界コンピュータ将棋選手権でトップ5に入った将棋ソフトが対戦する第2回将棋電王戦の第5局▲三浦弘行八段対△GPS将棋戦が行われ、GPS将棋が勝った。この結果、最終戦績3勝1敗1分で将棋ソフト側の勝利となった。

      先手      後手  
  第1局 阿部光瑠四段○―習甦●    (2013年3月23日)
  第2局 Ponanza   ○―佐藤慎一四段●(2013年3月30日)
  第3局 船江恒平五段●―ツツカナ○  (2013年4月6日)
  第4局 Puellaα  △―塚田泰明九段△(2013年4月13日)
  第5局 三浦弘行八段●―GPS将棋○   (2013年4月20日)

□2013年5月1日 連盟所属里見香奈女流四冠(女流名人位、女流王位、女流王将、倉敷藤花を保持。奨励会初段)が第6期マイナビ女子オープン五番勝負第3局で上田初美女王を降し、通算成績を3勝0敗として女王位を奪取、史上初の女流五冠を達成した。女流棋士の公式タイトルは全部で6つあり(女王、女流王座、女流名人位、女流王位、女流王将、倉敷藤花)、女流王座保持者は加藤桃子奨励会1級。

□2013年5月5日 第23回世界コンピュータ将棋選手権が開催され、Bonanzaが、初出場/初優勝した第16回(2006年)以来7大会ぶり、2度目の優勝を飾った。トップ5は次の通り。
 優勝  Bonanza(開発:保木邦仁)
 準優勝 ponanza(開発:山本一成)
 3位   GPS将棋(開発:Team GPS)
 4位   激指(開発:激指チーム)
 5位   NineDayFever?(開発:金澤裕治)

□2013年5月12日 将棋倶楽部24で将棋ソフトponanzaがレーティング3400を突破(3453ポイント)。将棋倶楽部24史上最高ポイントとなった。ただし将棋ソフトによるレーティングは同サイトでは参考記録扱いとなっている。

過去のレーティング大台突破記録は次の通り(将棋倶楽部24サイトより)。
2004年6月5日  3000ポイント突破(3003ポイント、達成者:dcsyhi)
2008年9月28日  3100ポイント突破(3113ポイント、達成者:H-Paris)
2011年11月23日 3200ポイント突破(3210ポイント、達成者:akahosi53)
2012年12月29日 3300ポイント突破(3312ポイント、達成者:MINICROISSANT)

□2013年5月23日 週刊新潮(2013年5月30日号)に"米長派筆頭「田中寅彦」理事落選で将棋連盟棋士総会の王手飛車"と題する記事が掲載される。「故米長会長の下でNo.2の専務理事だった田中寅彦九段が(2013年)5月14日に行われた理事選挙で落選。6月7日の総会後会長再任が確実視されている谷川浩司会長が非常勤理事で田中九段を留任させる可能性は残されているが、そうなった場合総会が紛糾し、それが原因で谷川会長が任期を全うできない事態もあり得る」というのがその要旨。

□2013年5月30日 武者野勝巳七段が自身の引退を機に、5月末をもってWEB駒音を閉鎖することを同掲示板上で発表した。

□2013年6月7日 日本将棋連盟棋士総会開催(正会員224名中186名出席、委任状21名を含む)。会長に谷川浩司九段が再任された。任期は2013年〜2015年。ただし、※印の理事は2012年〜2014年。

【常勤理事】
	会 長(再任)  谷川浩司 棋士九段  文化芸術振興局  
	専務理事     青野照市 棋士九段  渉外部・免状部  副)総務部  
	常務理事(再任) 東 和男 棋士七段  関西本部  
	常務理事(再任) 島  朗 棋士九段  普及部  副)総務部・渉外部  
	常務理事     中川大輔 棋士八段  総務部  副)経理部・事業本部  
	理 事      片上大輔 棋士六段  電子メディア部・事業本部  
	理 事(再任)  長島俊之 職員   経理部  
	理 事     ※大野木紀良 職員   副)普及部・文化芸術振興局  
【非常勤理事】
	理 事(再任)  渥美雅之 アマ八段、静岡県支部連合会名誉会長  
	理 事(再任)  川淵三郎 日本サッカー協会最高顧問  
	理 事(再任)  小林千寿 前日本棋院常務理事  
	理 事(再任)  杉田亮毅 公益社団法人日本経済研究センター会長、日本経済新聞社参与
	理 事(再任)  谷川治惠 女流棋士五段
	理 事     ※杉本昌隆 棋士七段
	理 事     ※藤井 猛 棋士九段
	理 事     ※深浦康市 棋士九段
	監 事(再任)  大内隆美 日本財団総務グループアドバイザー、日本空手協会総本部監事、
	              日本モーターボート選手会アドバイザー、公益法人協会専門委員  
	監 事(再任)  滝誠一郎 棋士八段